平成25年度第1四半期海外安全対策情報の掲載について

1.治安情勢及び一般犯罪の傾向
エクアドルは,全体的に治安が悪い状態が続いている。多くの犯罪は都市部において発生率が高く,その影響は日本人にも及んでいる。
また,長距離バスは交通事故を起こすことが多く,スリや置き引きのほか,強盗やバスジャックに襲われる可能性もある。また,夜間のみならず,早朝時間帯での犯罪にも注意が必要である。
今期(2013月4~1月)では,1件の犯罪被害が発生した。
2.殺人・強盗等凶悪犯罪の事例
殺人・強姦とも日本人の被害は報告されていないが,その他の日本人の被害事例は以下のとおり。
(1)強盗
ガラパゴス諸島において,早朝,被害者が滞在していた島から移動するために船着き場に徒歩で向かっていたところ,突然頭部及び顔面を石で殴打され,頭部裂傷,顔面裂傷及び打撲,歯の折損等の重傷を負った。偶然,車両が通りかかり金品の被害はなかった。
3.テロ・爆弾事件発生状況
事件の発生は報告されていない。
4.誘拐・脅迫事件発生状況
日本人の被害は報告されていない。
5.対日感情
良好である。
6.日本企業の安全に関する諸問題
特段の問題は報告されていないが,駐在員は一般犯罪に関する注意が必要である。
7.日本人安全対策のためにとった具体的措置
○キト日本人会安全対策連絡協議会の開催
○グアヤキル市居住在留邦人安全対策連絡協議会の開催
○旧マリスカル・スクレ空港バスターミナルからのタクシー利用上の注意喚起
○キト市内犯罪発生マップの作成
○早朝時間帯の犯罪発生について