キトにおける日本映画上映会(第1弾)を実施しました

平成28年12月27日
                           


在エクアドル日本大使館は,国際交流基金及びエクアドル中央大学との共催で,以下の要領にて,日本映画上映会を実施しました。
 
月日:2016年8月23日(火)~25日(木) ※初日に開会式を行いました。
時間:3日とも,17時開始。
場所:Teatro Universitario de la Universidad Central Ecuatoriana
 
プログラム:
●8月23日(火)17:00~ 「放課後ミッドナイターズ」
夜な夜な動き出す理科室の人体模型キュンストレーキ(声・山寺宏一)と、 その相棒の骨格標本ゴス(声・田口浩正)を主人公に、 真夜中の学校で巻き起こる一夜の大騒動を描く映画『放課後ミッドナイターズ』は、 福岡を拠点に活動する奇才映像作家、竹清 仁監督が手掛けるアトラクション・ムービー!完成前のパイロット版を見た海外映画関係者の間で、その国籍不明の独創性が話題を呼び、 オリジナル企画としては異例の5カ国同時公開も決定。 この夏、かつてないエンタテインメントが日本を、そして世界を襲う!
cAFTER SCHOOL MIDNIGHERS PARTNERSHIP
 
 
●8月24日(水)17:00~ 「アリーテ姫」
時は中世。姫君は、城の高い塔のてっぺんの小部屋に閉じこもり、その顔を人々の前に見せることはない。やがて婿となる男性の現れる日まで、無垢な身でいつづけることがその使命なのだ。
だが、彼女——アリーテ姫は、塔の窓から見下ろす城下の町に生きる人々の姿を見ては、生きることの意味を考えていた。ある日、古文書を読み解いて秘密の抜け穴を探り当てた彼女は、城を抜け出し町へ出る。城下町は職人たちの世界。そのひとつひとつの手が意味ある物を生み出して行くさまは、まるで魔法を見るかのよう。人の手にはこれ程の可能性がある。だったら、わたしの手にだって出来る何かが……。
©ARETE PROJECT
 
 
●8月25日(木)17:00~ 「マインドゲーム」
初恋の幼なじみ、みょんちゃんに再会した西。彼女が姉のヤンと営んでいる焼き鳥屋に招待されたまではよかったが、借金の取り立てにきたヤクザにあっけなく殺されてしまう。しかし、未練たっぷりの西は、神様に逆らって再び現世に舞い戻る。とことんやると神様に誓った西は、ヤクザに追われて危機一髪のところで、今度はクジラに呑み込まれてしまう。そこで出会ったじーさんはなんと、クジラの中で30年以上も暮らしていたのだった。
 
列車に乗っていた西(今田耕司)の目の前に飛び込んできた、初恋の女の子みょん(前田沙耶香)。二人は再会を喜び、彼女は姉のヤン(たくませいこ)と共に営なんでいる焼き鳥屋へ招待する。久方ぶりのみょんの父(坂田利夫)に彼女のフィアンセ、りょう(山口智充)も紹介され、結婚相手が自分でないことを実感する西。しかしそこに現われた借金取りが、全ての状況を一変させた。みょんの父は借金のみならず、サラ金に勤める若い女の子と同棲しており、取り立て屋のやくざはまだしも、その手下でかつてJリーガーを目指していたアツ(中條健一)の尋常ならぬ怒りを買っていたのだ。復讐に燃えるアツは遂に爆発し、ピストルを持ち出した。ビビリ続けた西はずっと好きだった女の子さえ助けられぬまま、ケツに銃を突っ込まれ、あまりにもカッコ悪い死に方をしてしまう。黄泉の世界で自分のぶざまな死に様を見せつけられた西は、「もうおわり、君、そこんとこまっすぐ、ま~っすぐ歩いていき。そのうち消えるから」という神様に逆らい、反対の方向に全力で走り出す。
 
「俺は戻る。何よりも力強く、まっすぐと、のびのびと、楽しく、活き活きと、すべての力でやってみるぅー!」
 
すると一時は消えかけた身体も復活し、遂には現世へと戻るチャンスを与えられる。神様はいう。
 
「やってみ、信じてやってみい」
 
最悪の瀬戸際ではあったが、西は見事にリスタート成功。ヤクザの車を奪い、みょんとヤンと共に逃走する。しかし、やくざのボス(島木譲二)がそれを許すはずがなかった。迫り来る追っ手の一群とのデッドヒートの末、なんと巨大なクジラに呑み込まれてしまう!
 
なんとか生きていることを確認した3人。真っ暗なクジラの中でもやたらポジティブな西は、自分が一度死んだことを告白する。
 
「自分をとことん信じたら、信じ切ったら戻ってこれたんや。素直に、誠実に。信じたままに行動することこそが、すべての壁を打ち破る武器や」
 
すると突然、そこにカタコトの日本語を話すじーさん(藤井隆)が現われた。
 
「アタシ、アタシ、ラジオモテマ~ス!」
 
意外にも安息の地然としたクジラの中で、束の間の享楽に耽る4人。クジラからの脱出は限り無く不可能に近く、だからこそじーさんはこのクジラの中で30年以上も暮らしていたのだ。自分の不甲斐無さが身に染みる西。その一方で、クジラにも少しづつ異変が起こり始めていた。
 
©2004 MIND GAME Project
※対象年齢:12歳以上