在エクアドル日本国大使館

令和7年1月6日

大使挨拶

駐エクアドル特命全権大使
森下敬一郎
2024年(令和6年)新春
 新年あけましておめでとうございます。
私は、エクアドルで3度目の正月を迎え、在勤2年3か月となりました。この間の皆様から頂いた御支援に改めてお礼申し上げます。
 
 昨年はラッソ前大統領が国会解散と前倒しの総選挙の実施を決定し、予定より2年早く政権交代が行われるなど、変化の多い1年となりました。
 同政権下では、昨年1月に林前外務大臣がエクアドルを訪れ、ラッソ前大統領や当時のオルギン外務大臣と会談しました。その訪問の具体的成果の一つとして、昨年11月には日本政府が無償資金協力として、エクアドル政府のIUU(違法・無報告・無規制)漁業対応能力強化を目的とした5億円の支援に関する約束をエクアドル政府と交わしました。今後8隻の漁業取締船が生産貿易投資漁業省に供与される予定です。
 広報文化においても、キト・サンフランシスコ大学やグアヤキルのエスピリトゥ・サント大学で日本祭りが開催され、また、エクアドル中央大学へ音響機材が供与されるなど、活発な関係強化が行われました。
 
 昨年11月23日に発足したノボア政権は、雇用創出による治安の改善や経済の活性化などを通じ、国内の諸問題に取り組んでいくとしております。大統領は就任後早速、緊急経済法案を上程し、国会で可決されました。今後も新政権の政策を注視しながら、積極的な関係構築を進めてまいります。
 また、日本とエクアドルは国連安保理非常任理事国として国際場裡における連携を進めております。2024年も引き続き、安保理を中心として国際社会の課題解決に向けて協力してまいります。
 
 昨年は、ウクライナ情勢に加えイスラエル・パレスチナ問題の再燃など、国際社会が新たな困難に直面した年でもありました。エクアドル国内においても、治安の悪化に伴い、御自身や御家族の安全に不安を覚えた方もいらっしゃるかと存じます。日本大使館一丸となって、皆様の安全安心に繋がる迅速な情報発信を始めとする邦人保護や、日系企業の皆様への積極的な支援に努めてまいります。
 
 本年も、日本とエクアドルとの友好関係の発展のために尽力してまいりますので、引き続き、皆様方の御理解と御協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

住所・連絡先

住所:
Avenida Rio Amazonas N39 - 123 y Calle José Arizaga,
Edificio Amazonas Plaza, Piso 11, Quito, Ecuador
電話:
+593-2-2278-700
e-mail:
embapon@qi.mofa.go.jp

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開館時間・休館日

 開館時間
 8:45~12:45 および 13:45~17:30 
 <領事業務窓口時間>
 8:45~12:30 および 14:00~17:15 

2025年休館日